髪が乾きにくくて困っていると、よくお客様に相談されることがあります。
とくに女性の場合は髪を乾かすのにドライヤーを使っていると、時間がかかって面倒になって、やめてしまう人も少なくないようです。
それだと髪が痛んでしまうので、乾きにくい原因を見つけて撃退してしまいましょう。
目次
髪が乾かないのは原因がある!考えられるのはコレ!

髪が乾きにくい場合に考えられるのは、以下の原因の可能性があります。
どの原因も解消できないものではないので、しっかり内容を把握して、効率よく悩みを少なくしてしまいましょう。

ほとんどの割合でヘアケアの方法に問題があるので、この際その方法を変えてみるのもいいかもしれませんよ。
髪が乾きにくいのは吸水毛になっているから?


まず考えられるのが髪の毛が吸収毛になっているからです。
普段生活していてあまり目にしない名前でしょうが、じつは髪がパサパサと自覚がある人は、この吸収毛になっている可能性があります。
名前のとおり水分を吸ってしまう髪のことなのですが、これの何が髪を乾きにくくしているのでしょうか?
これは思ったよりも水分を髪が吸い込んでしまうので、いくら髪を乾かしても水分がなくならないのが原因…。

つまり吸水毛にならないことが、髪を乾きやすくするのがポイントだね。
髪が痛みすぎて吸水毛になっている可能性大

逆に吸水毛になってしまう原因も、一緒に知っておいたほうがいいですよ。
髪を乾きにくくする吸水毛は、とにかく髪にダメージを与えてしまうと、髪がパサパサになって乾燥してしまいます。
乾燥してしまった髪はスポンジと同じように、すぐに水分を吸いとるようになるので、なかなか髪も乾かなくなってしまうわけです。

髪のダメージを与える原因といえば、ヘアカラーやパーマなどの、美容室でしてもらう施術。
やりすぎとはどれくらいの回数なのか想像できるでしょうか?
これは個人差があるので一概にはいえませんが、月に1回以上ヘアカラーを毛先まで染めている人は、かなり注意したほうがいいでしょう。
毛先から順番に髪が乾燥していき、吸水毛に変わっていって、髪がなかなか乾かなくなってくるはずです。

髪のダメージを意識して、施術をお願いしたほうがいいって事だね!
髪がベタベタしているとヘアケア剤に原因が?

髪が乾きにくいと思う原因は、吸水毛だけではありません。ヘアケアの方法が間違っていると、むしろこの原因のほうが早く髪が乾きにくくなるでしょう。
その原因とはシャンプーやトリートメント選び。言い方を変えれば、ヘアケア剤が適切なものを選んでいないと、髪が乾きにくくなるわけです。
シャンプーは髪の汚れを落とすものですが、洗浄力の強いものを使っていると、髪にパサつきが生まれる人もいるでしょう。

それを補うために使うのが、トリートメントだね!
どちらも保湿力が高すぎるものを使っていると、どのようになるのか容易に想像できますよね?
保湿力が高いヘアケア剤は、ほとんどの場合髪の毛にバリア膜を作ってしまうんです。
髪の表面にバリアができるのは悪いことではありませんが、それが過剰だとさすがに髪を乾かす時に邪魔になりますよね?
ヘアケア剤は毎日使うものだから、影響をすごく受けます!

だから今使っているものをチェックしてみてね。
髪が多いと乾きにくい可能性もある!カットしてもらおう!

髪の毛の量が多いと、物理的に乾かすのが難しくなってしまいますよね?
髪の量が多くて乾くのに時間がかかってしまう…と思う人は、とにかく美容室で相談するのがおすすめです。
おそらく美容師さんはカットで髪の量を少なくしてくれると思うので、カットが嫌な人は希望を考えておくほうが得策!
それを美容師さんと相談すると、髪にプロなわけですから、なにかいいアイデアを紹介してくれますよ。

面倒ならカットで量を減らしたほうが手っ取り早くて、効果も実感しやすいね!
髪が乾きにくい正しい対策は原因に合わせるのが鉄則

髪が乾きにくい原因は上記で紹介しましたが、あれだけでも一部だけです。
まだまだ原因は考えられるので、とりあえず髪が乾きにくい!と悩んでいるのなら、美容室で相談しに行くといいですよ。
そしてその原因に合わせた対策を続けていると、意外にすぐに解消できると思います。その対策も一部紹介しますね。

かなり簡単な方法ばかりなので、乾きにくい人はやってみてね。
髪の痛みなどで吸水毛になっているなら保湿をしっかり

上記で紹介したように、吸水毛でなかなか髪が乾かないのなら、乾燥しているのが原因だったはずです。
そこでその乾燥を防ぐために、トリートメントなどで保湿してしまいましょう。
とくにお風呂に入ってするトリートメントは、髪の内部にまで入るトリートメントが使えるので、効果が出やすくなります。
ここで間違えてはいけないのが、コンディショナーとトリートメントを見分けること!
ドラッグストアなどで並んでいる市販のもののほとんどが、コンディショナーとして販売されているヘアケア剤であり、これらは髪の表面までしか保湿されません。
髪が乾きにくいところまでは解消しにくいでしょうから、内部まで入るトリートメントを探してみてくださいね。

美容室に置いてあるのは、ほとんどトリートメントだよね。
それでも不安なら相談してみてね!
ちなみにヘアパックという名前で販売されているヘアケア剤は、トリートメントよりも粒子が細かいので、内部にもっと浸透しやすくなっています。

あまりに髪が乾きにくいのなら使ってみよう。
市販の安いシャンプーは要注意!変えるだけでも効果あり

毎日使うヘアケア剤では、有名なシャンプーの選び方も重要です。
とくに今市販のシャンプーを使っている人は、髪が乾きにくいのなら変えてしまったほうが、後々の髪の扱いがいい意味で変わってくれますよ。
市販のシャンプーは洗浄力が強いため、シリコンなどのコーティング剤で、しっかり保湿されるようになっているんです。

保湿されるのはいいことでは?と思うよね。
もともと頭皮や髪の汚れを落とす役割なのに、髪の表面が保湿されていたら、ドンドン髪が乾きにくくなっていくでしょう。
そこで美容室のシャンプーを使えば、シリコンなどのコーティング剤が入っていないものばかりなので、髪が乾きにくくなるのを抑えられます。

たったそれだけでも効果があるから、気軽に乾きにくい問題を解決できるね。
トリートメントを変えてみるのもベタベタが解消するかも

上記で紹介したコンディショナーをトリートメントに変えても、あまり髪が乾きにくいのが解消されないのなら、そのトリートメントと相性が良くない場合もあります。
保湿力が高すぎるトリートメントだと、ダメージ毛でない限り無駄に保湿をしているため、ベタベタな髪になってしまうでしょう。

そこで「サラサラ」と表現されているトリートメントだと、髪の保湿力がそれほどではないよ!
逆に「しっとり」と書かれていると、保湿力が高い成分がタップリで、髪の毛そのものも重くなってしまいますよ。
そんなトリートメントに変えるだけでも、徐々にですが髪が乾きやすくなっていくでしょうね。
結論:髪が乾きにくいのは環境で変えられる!
上記のようにヘアケア剤を使いわけてしまえば、徐々に髪が乾きやすくなっていきます。
もともと髪が乾きにくいのは吸水毛でパサパサの髪の人が、無駄に水分を吸水しすぎて乾きにくくしていたわけです。
逆にベタベタになるほどのヘアケア剤を選んでいたのなら、それも髪が乾きにくい原因となってしまいます。
サラサラの軽い感じのトリートメントに変えるだけでも、髪が乾きやすくなるので挑戦してみましょう。