家にいる時間が長い今の時期なら、セルフカラーをしたほうが気軽でいいな…なんて思う人も多いでしょう。
確かにセルフカラーは気軽ですが、正しい方法で使わないと失敗してしまいます。
そこでセルフカラーの正しい方法と、注意点についてもまとめてみました。
しかし結論から言ってしまうと、きれいに染めたいなら、美容室でカラーしたほうがいいですよ。
目次
自分でできるセルフカラーの方法は、めちゃ簡単だが…
セルフカラーの醍醐味は、自分で気軽に染められる点です。
方法としては簡単ですが、きれいに染めるなら何気に手間がかかります。
美容室で染めてもらうと何もしなくてよかったのに、セルフカラーだと全て自分で染める必要がありますからね…。
事前にしっかり準備するのが大切
セルフカラーをする場合は、何かと準備するものがあります。
- ラップ
- カラー剤
- ハケ
- コーム(クシ)
- タオル
- ダッカール(クリップ)
- 鏡
- タイマー(時計)
- シャンプー
- ドライヤー
最低でも、これだけの準備物がないとセルフカラーができません。
これを見れば、なんか面倒…と思うかもしれませんが、セルフカラーをする場合は仕方がないですよね…。
ブロッキングして根元から薬剤を塗布する
上記の準備物を用意できれば、自分で髪を染めていきましょう。
ヘアカラーは基本的に素早く塗る必要があるので、効率的に染めるためにブロッキングするのがおすすめです。
ブロッキングとは、髪の毛を分ける事。
効率よく染められるので、とりあえずブロッキングはしてくださいね。
詳しくは以下で紹介しています。
そしてカラー剤を使える状態にしたら、髪の毛の根元から染めていきましょう。
ちなみに初めて染める人は、根元とか関係なく、いきなり全て毛先まで1発で染めて問題ありません。
しかしプリンになった人は、根元から塗らないときれいに染まりません。
ファッションカラーだと本当に頭皮に使い根元は、最後に塗らないと明るくなり過ぎるので注意しましょう。
根元が全て塗り終わってから毛先
根元を塗り終わったら、次に明るくなっている毛先を塗っていきましょう。
ここは特に気にせず一気に塗ってしまって問題ありません。
塗りにくいと思った人は、毛先を濡らしてカラー剤を塗布すると、薬剤が伸びて塗りやすくなります。
薬剤を塗布した後に、コームで髪をとかしながら薬剤を伸ばすと、髪の内部まで塗り残しがなく染められるでしょう。
薬剤が残らないようにシャンプーはいつもより念入りに!
薬剤を塗布できたら、取合説明書に書かれている放置時間に合わせて、そのまま時間を置いてください。
これを意外に無視する人が多いですが、放置時間より長く時間をおくと、髪の毛が傷んでパサついてしまいます。
髪のダメージだけでなく、色が抜けやすくなり、色持ちが悪くなってしまうでしょう。
放置時間を守って時間をおいたら、薬剤が残らないようにきれいに洗い流すのもポイントです。
頭皮が荒れてかゆくなってしまう人もいるので、必ずきれいにシャンプーしてくださいね。
セルフカラーでもきれいに染めるコツと簡単なテクニック
セルフカラーのやり方について詳しく紹介しましたが、きれいに染めたい人は、次で紹介するテクニックを利用しましょう。
そこまで難しい方法ではないので、試す価値ありです!
ブロッキングをする
セルフカラーで1番やって欲しいのが、染める前のブロッキングです。
この動画のように、きれいにわけて染めると染め残しもなく、素早く染められます。
手間に感じるかもしれませんが、美容師も必ずやっている手法です。
最低でも6カ所ほど分けてみてください。
放置時間はしっかり守る
髪の痛みを気にするなら、放置時間がかなり大事になってきます。
ヘアカラーは薬剤が酸素と反応して、色が変わっていきますが、この酸化によって髪も傷んでいきます。
過酸化水素水の濃度が高い方が髪が痛みます。なので1.2%を使うのが1番ダメージを軽減できます。
しかし、過酸化水素水が1剤に作用することでメラニン色素を分解し髪を明るくしているため
濃度が低ければ低いほど明るくする力は弱くなります。
このようにヘアカラーというのは、過酸化水素の力で色を変えているのですが、名前のとおり酸化が関係しているがわかるでしょう。
適正な放置時間なら問題ありませんが、長時間放置してしまうと、髪の色に変化がないのに痛みだけが蓄積されてしまいます。
だから「放置時間を守ってください」と言っているわけですね。
早く染めたいなら加温
放置時間が暇…と感じるなら、できるだけ素早く染めたいですよね?
それなら加温して、キューティクルを開いて染める時間を短縮しましょう。
加温とは、温度と湿度を上げる方法です。
簡単に加温したいのなら、お風呂に入っている時に染めてください。
湿度も温度も高くなるので、普通に染めるよりは早く髪の色が変化するはずです。
また蒸したタオルをターバンのように巻くと、さらに加温されるようになります。
しかしこの方法だと、適性の放置時間がわからなくなるので、自信がある人だけ試してください。
髪の色をよく見て、いけそう!と思った時に洗い流せばOKです。
セルフカラーの方法を意識するより注意するべきポイント
セルフカラーが不安…と言う人は、注意点を覚えておくと失敗しにくくなります。
特に「頭皮や髪の毛が傷むのが嫌という場合」に有効です。
ヒリヒリしたらすぐに辞める
頭皮が荒れる心配をしている人は、頭皮が少しでもヒリヒリしたら、すぐにシャンプーで洗い流すようにしましょう。
ヘアカラーで1番危険なのが、頭皮のかぶれだからです。
ヘアカラーによってかゆみ、赤み、痛みなどの異常が生じたら、その製品の使用はやめて、すぐに医療機関を受診しましょう。
ヘアカラーによるアレルギー反応は、髪を染めた後、6時間くらいでかゆみを感じ、その後に、かゆみ・赤み・腫れなどの症状が出始め、次第にその症状がひどくなります。
※引用:政府広報オンラインより
このように国の機関でも注意喚起をしているので、痛みがなかったとしても、すぐに頭皮を休ませるようにしたほうが無難です。
パッチテストをして炎症を起こしていたら中止
さすがに使ってから異常が出るのが怖い…という人は、パッチテストをしたほうがいいでしょう。
パッチテストとは、美容室で行う方法です。
原因物質として疑われる試料をパッチテストユニットに載せ、皮疹のみられない上背部に貼布し、48時間貼布した後に除去し、除去の30分~1時間後、および24時間後に判定する方法である。
簡単に説明すると、カラー剤を少量取り出し、それを皮膚につけます。
そして付けたカラー剤をテープなどに固定した状態で、48時間放置し、炎症が行っていないか確認するテストです。
これでアレルギー反応がないのなら、そのまま髪に付けてしまっても問題ありません。
しかし皮膚が赤くなっている場合は、アレルギー反応が出ている可能性大です。
使うのを辞めて、別の方法で髪を染めるようにしましょう。
美容室で染めてもらう前に医師に相談
もしパッチテストや、実際にセルフカラーをして違和感があった場合は、美容室で染めてもらうのも辞めてください。
同じカラー剤を使う場合がほとんどなので、結局荒れる可能性が高いからです。
アレルギー反応がある場合は、必ず皮膚科に行って調べてもらってから、許可が出ればカラー剤を使っていいでしょう。
個人的にはセルフカラーより美容室のカラーのほうがいい!
このようにセルフカラーを使う場合は、意外に手間がかかってしまいます。
そのため面倒な人は、美容室で染めてもらったほうが、気軽に髪を染められるでしょう。
セルフカラーより髪が傷まないので、きれいに染められる上に、染めてもらっている間は何もしなくてよくなります。
頭皮のかぶれなども、美容師さんはすぐにわかるので、安心してヘアカラーを楽しめるでしょう。